エムアール行政書士事務所

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最近の貨物運送の法令改正などについて

 

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貨物運転者に対する「指導及び監督の指針」の変更

こんにちは。

今日は、最近の貨物運送に関する法令改正について、お話ししたいと思います。

 

まず一つが、今年の3月から「指導及び監督の指針」が変更されているのはご存知でしたでしょうか?この変更は大きな変更となっていますのでご紹介したいと思います。

 

そして、もう一つが、貨物自動車運送事業輸送安全規則の改正となります。

この改正は7月1日から実施されます。

 

では、以下見ていきたいと思います。

 

2つの指針

指針には次の2つがあります。

一般的な指導及び監督の指針

これは、日常的にドライバーに教育をするための指針となるものです。

特定の運転者に対する特別な指針

この指針は、初任運転者や事故惹起者に対する特別な指導をするための指針です。

重要なこと

これらの指針に基づいてドライバー教育をした場合は、書面に残さないといけません。

 

「ちゃんとやってれば書面に残す必要なんてないんじゃないか」と思いますが、

いつ、どのような内容のことをやったかを思い出すことができるのと、

監査が入った時、ちゃんとやっている証拠として提示するために必要です。

 

改正の内容

一般的な指導及び監督の指針

これについては、題目が一つ増えています。

11題目だったものが結果として、12題目となっています。

 

「安全の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法」

 

さらに、他の11種目中の10種目で指導すべきことが追記されていますので確認しておく必要があります。

特定の運転者に対する特別な指導の指針

この指針では、初任運転者に対する特別な指導の時間及び内容が変更されています。

 

まず時間が現行の6時間以上から15時間以上に変更となっています。

内容については、積載方法、日常点検、車高等のトラックの構造上の特性に関しては実車を用いて指導するようになりました。

 

また、実際にトラックを運転させることも必要になりました。

これは20時間以上必要です。

 

このように大きな改正となっていますので気を付けてください。

荷待ち時間等の実態把握や解消のための改正

 

乗務記録の内容等を改正することとなりました。

目的

 

トラックドライバーの長時間労働是正のためには、荷待ち時間等の削減を図ることが必要なため、その実態把握をしたいというのが目的のようです。

 

そして、今後の荷待ち時間解消の方法を模索して、合わせて国として荷主に勧告をするために判断材料となる情報収集となります。

改正概要

 

乗務等の記録

 

車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上のトラックに乗務した場合

  • 集貨又は配達を行った地点
  • 集貨地点等に到着した日時
  • 集貨地点等における荷積み又は荷卸しの開始及び終了の日時

を記録して1年間保存する

適正な取引の確保

 

荷主都合による集貨地点等における待機についても、トラックドライバーの過労運転につながるおそれがあることから、輸送の安全を阻害する行為の一例として加える。

施行日

 

平成29年7月1日

まとめ

 

このように、貨物運送業界も法令改正が頻繁に行われています。法令違反にならないように注意しましょう。