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下請法と運送契約

 

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下請法と運送契約の関係

 

こんにちは。

 

ゴディバのチョコレートをこの前、一つもらったのですが、一個当たり100円くらいするんですよね。

 

「一個100円もするんだー。」

 

「うん、100円玉を食べてると思ってしっかりかみしめてね。」(納得です。)

 

今日は、最近、改正されることが決まった運送約款について書きたいと思います。

 

下請法が適用される場合

 

では、初めに下請法が適用される場合についてですが次の二つのパターンがあります。

 

パターン1

 

資本金が3億円超えの会社が運送委託する場合

 

パターン2

 

資本金が1000万円超で3億円以下の会社が資本金1000万円以下の会社に委託する場合

 

運送の料金

 

運送会社の荷主に対する運送費の請求をするにあたって、あいまいな業務を明確にするために運送約款の改正を実施することとなりました。

 

この改正によって、付帯業務に対する正当な請求ができる大義名分ができることになります。

 

また、通達により「運賃」と「料金」を明確に定義づけすることとしました。

運賃

 

運賃とは、貨物の場所的移動に対する対価をいう。なお、貨物の積み付けであって、シート、ロープなどの通常貨物運送事業者が備えている積付用品による作業への対価を含むものとする。

 

運賃は、物を運んだ対価のことだと言ってます。

 

その他の業務は、含まれていないということですね。

 

料金

 

料金は、貨物運送事業者が受託する運送以外の役務に対する対価であって以下に掲げるもの

  1. 積込料及び取卸料・・・貨物の発地又は着地において、荷送人又は荷受人の依頼により、貨物運送事業者が行う貨物の車両への積込み又は車両からの取卸し(貨物の積み付けであって、シート、ロープなど通常貨物運送事業者が備えている積付用品による作業を除く。)に対する対価
  2. 待機時間料・・・車両が貨物の発地又は着地に到着後、荷送人又は荷受人の責めにより貨物運送事業者が待機した時間(荷送人又は荷受人が貨物の積込み若しくは取卸し又は付帯業務を行う場合における待機した時間を含む。)に対する対価
  3. 附帯業務料・・・荷送人又は荷受人の依頼により、貨物運送事業者が行う品代金の取立て、荷掛金の立替え、貨物の荷造り、仕分、保管、検収及び検品、横持ち及び縦持ち、棚入れ、ラベル貼り、はい作業その他の貨物運送事業に附帯して一定の時間、技能、機器等を必要とする業務に対する対価
  4. 深夜・早朝配送等の特別な費用が発生する輸送により増加する費用を賄うために収受するためのもの

 

このように、物を運ぶ以外の作業については、「料金」としての費用となり請求できることとなります。

 

改正標準貨物自動車運送約款第60条1項

 

当店は、品代金の取立て、荷掛金の立替え、貨物の荷造り、仕分、保管、検収及び検品、横持ち、及び縦持ち、棚入れ、ラベル貼り、はい作業その他の貨物自動車運送事業に附帯して一定の時間、技能、機器等を必要とする業務(以下「附帯業務」という。)を引き受けた場合には、当店が別に定める料金又は実際に要した費用を収受し、当店の責任においてこれを行います。

 

下請法との関係

 

先ほどの、下請法が適用される場合の取引において、契約外の「料金」に該当する作業を強要してきた場合は、どうなるでしょうか?

 

下請法第4条2項第3号

「自己のために金銭,役務その他の経済上の利益を提供させること」に該当する可能性が高くなります。

 

最後に

 

コンビニの配送でも、ドライバーが先出し、後入れの作業をさせられていると聞いたことがあります。

 

その作業は当然無償です。

 

ある一例でしたが、こういった事例はまだまだあるかと思います。

 

が、国も運送業界の待遇改善に本格的に取り組み始めました。

 

現状は、まだまだ本格的な改善には遠いかもしてませんが、できない仕事はできないと言える業者が増えれば、少しずつでも変わっていくのではないでしょうか?

 

 

 

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