運送業と流通をサポート

物流業をキーワードにして情報を発信していく行政書士のブログです

書面化推進ガイドラインについて

 

f:id:mrgj:20170802155141j:plain

書面化推進ガイドライン

 

こんにちは。

 

今日は、書面化推進ガイドラインについて書きたいと思います。

 

書面化推進ということなので、運送委託業務について書面化をすることで、口頭で言った言わないにならないように書面に残してトラブルを防止するためです。

 

書面化の趣旨と効果

趣旨

 

 ガイドラインの趣旨では、このように記載されています。

 

「スポット取引の増加なども機として、個々の運送毎に適切な条件が設定されるように、荷主等との協議の下、必要な事項を運送引受書により発すること(書面化)を通じ、安全運行を徹底すべく、これをルール化するとともに、必要最低限の事項を明らかにしたものです。」

 

効果

 

ガイドラインの書面化による効果しては、次のことが掲げています。

  1. 事前に運送条件を確認することで、輸送形態や発着時間等が明確化され、過労運転等のコンプライアンス違反を防止することができる。
  2. 運送条件等と記録しておくことで、事故等が起こった際に事後的に契約内容を確認することができる。
  3. 契約にない附帯業務の防止等、現場でのトラブルを回避することができる。
  4. 事前に積込・取卸料や附帯業務料等を明確にすることで適正な運賃・料金を収受することができる。

 

実情として、難しいかな?と思うこともありますが、やはり一番は、「3」、「4」の附帯業務と運賃・料金の明確化が一番重要ではないかなと思います。

 

 こういうことを事前に決めておくことは、確かにとても大切です。

 

書面交付の方法について

  

誰が誰に

 

では、具体的に書面を誰が誰に交付するかについてです。

 

①荷主又は運送委託者が運送状を運送受託者に交付

 

直接委託してきた荷主又は運送委託者に運送受託者が運送引受書を提出

 

 ②の場合ですが、ファックスや電子メールで提出する場合は、印紙税の貼り付けは必要ありません。

 

記載事項について

 

 書面を取り交わす上で、何を記載するのかについてです。

 

最低限以下のことが、必要となりますが、あらかじめ運送契約等で決められた事項は省略しても問題ありません。

 

  1. 貨物の品名、重量、個数等
  2. 運送日時(積込み開始日時・場所、取卸し終了日時・場所)
  3. 運送の扱種別
  4. 運賃、燃料サーチャージ、料金(積込料及び取卸料、待機時間料、附帯業務料等)、有料道路利用料、立替金その他の費用
  5. 荷送人及び荷受人の連絡先等
  6. 運送状の作成年月日等
  7. 高価品については、貨物の種類及び価額
  8. 積込み又は取卸し作業の委託の有無
  9. 附帯業務の委託
  10. 運送保険加入の委託の有無
  11. 支払方法、支払期日

 

下請法との関係

 

下請法の適用関係にある場合は、下請法第三条に規定している3条書面を交付しなければ、書面の交付義務違反にあたります。

 

この3条に規定する内容は、先ほどの記載事項を網羅すれば、問題はありません。

 

逆にいえば、それらの取決めは最低限していないといけないということになります。

 

最後に

  

仕事をしているとどうしても、なあなあなことになってしまいます。

 

それでも、会社を守るためにもぜひ、契約書の締結や書面の交付を推進していくのが得策ではないでしょうか。

 

①契約書を締結する

 

②発注書、承諾書のやりとり

 

少しずつでもやっていきましょう。